スリザリンの美女、・。
彼女は色々な人から好かれている。
スリザリンの生徒はもちろん、それ以外の生徒にも。
老若男女問わず、とにかく好印象を与え、多くの男性陣の心臓を鷲掴みにしている。
そしてこの2人の教師、
闇の魔術に対する防衛術:リーマス・ルーピン教授
魔法薬学:セブルス・スネイプ教授
にも――。
Reverse harem ―第2ラウンド―
「やぁ、v」
「あっ、ルーピン先生。」
この会話どこかで聞いたことがあるな・・・(by )
「今日は、これから暇かい?」
にっこりと、やはりファンなら鼻血を出して喜ぶであろう笑顔を称えてルーピンが言った。
するとは「あっ・・」と言ってこれまた残念そうな顔をした。
その顔に素早く反応するルーピン。
「まさか・・・・まさかまたスネイプと約束がある・・ってわけじゃないよね?」
にっこりと、先ほどとは違う黒い、何かが含まれたオーラを出しながらルーピンが言った。
『スネイプ』という単語が妙に強調されていたのは気のせいだろうか?
しかも普段はセブルスと、生徒の前ではスネイプ先生と呼んでいるのにスネイプ。呼び捨てになっている。
憎しみがかなり込められている。
しかしそれに気付かない。
笑顔で「いいえ」という。
その笑顔にまたしてもルーピン及び通行人が頬を赤らめた。
「これから図書室で勉強しようと思ってて・・・」
「1人でかい?」
「はい。」
1人、ということを確認したルーピンはこっそりと拳をきゅっと握り締め「チャーンスvv」と心の中で密かに叫んだ。
「じゃあ、。よかったらわたしの部屋に来ないかい?わからないところとか教えてあげるし、
前のお菓子はもうないけど、ハニーデュークスの最高級チョコレートと紅茶くらいは出すよ?」
出た。チョコレート。
この男、常にチョコがあるらしい。芸のない男だ。
しかも最高級を強調しているあたりいやらしい奴だ。
「うーん・・・」とちょっと(可愛らしく首を捻り)悩んだ挙句、「お邪魔しちゃおうかな・・」と言った。
その可愛らしい動作に倒れる通行人続出。
ルーピンは「じゃあ、早く行こう!」と言ってを促した。
―ここでセブルスが出てきたらたまったもんじゃない。この前は取られてしまったからね・・・―
まだ根に持っていたらしい。
ルーピン教授自室前にて。
「あぁ〜。なんか緊張するー。先生の部屋初めて入るもん。」
「そういえばそうだね。大丈夫。汚くはないから。」
「先生、綺麗好きそうですものね。」
背景に花が似合いそうな笑顔を醸し出すにもはやルーピンは夢中だ。
そんな微笑ましい(?)会話をしながら部屋を開けたそのとき・・・
「ルーピン。」
バタン。
ルーピンが笑顔のまま勢い良く扉を閉めた。
―今、とてつもなくセブルスに似た声とセブルスみたいな人がいた気が・・・―
不思議そうな顔で「先生?」と見上げる。
そして笑顔をに振り撒いて
「なんでもないよ。どうやらまね妖怪、ボガートがいるようだ。やっかいだから場所を変えよう」
と言うルーピン。
スネイプらしき人をボガートと思い込もうとしているようだ。
しかし―
カチャ。
「ミス・。勉強をするのかね?なんなら我輩も教えてやってもよいのだが・・」
スネイプ登場。
なぜ勉強をするとわかったのか?!
「スネイプ先生!」
「セブルス、なんでわたしの部屋に勝手にいるんだい?家宅侵入罪で訴えるよ?(自宅じゃないけど・・・)」
「わざわざ貴様のために薬を作ってきてやったのだ。いらないのならこちらで処分するが?」
そう言って例の(人狼の)薬が入ったゴブレットをルーピンの前で掲げてみせる。
「ぐっ・・・」と、何も言えないルーピン。
そして1つ、大きな溜息をつく。
「・・仕方がない。、セブルスがいるのはイヤかもしれないけどごめんね?我慢してくれ。今度は2人っきりで教えてあげるから。」
なんでだろう。
ところどころ強調されてる気が・・・。
「ルーピン、一言二言多いぞ。」
そして仕方なく3人で慎ましくお勉強会となった。
第二ラウンド:部屋に先回りしていた&勉強すると見破ったので(多分どこかで覗き見してた)――勝者またしてもセブルス・スネイプ
next (まだ続くみたい・・)
★あとがき兼言い訳のコーナー★
なんだかギャグっぽくなってきた・・・ルーピン先生がおかしくなってるぅー・・・(涙)
いやいや。最後はかっこよくさせますよー!!
だって私はリーマス好き〜vv