やぁ。僕はハリー・ポッター
ここ魔法界じゃ結構有名なんだ☆
力で奪え、情けは無用!
僕は今、本気で好きな女の子がいる。
その子はとても可愛くて、頭も良くて、皆にとっても人気があるんだ。
え?高嶺の花だって?
僕だってそう思うよ。
だけど好きなんだ。
僕がいつも彼女に愛情表現すると彼女は僕を変態扱いするけど
でもそれは彼女を愛するが故の行動だから仕方のないことなんだ。
僕はが大好きなんだ。
この気持ちは誰にも負けない。
だから
その気持ちがあるから
僕はが僕を変態扱いしようと負けるわけにはいかないんだ
「v」
「寄るな、変態」
「酷いよ、。ただ君の名を呼んだだけで変態だなんて」
「呼んだだけ?じゃあ、この私の腰に巻きついている腕は何かしら?」
「ああ、これは挨拶のようなもので・・・」
「とにかく放してちょうだい、ハリー」
は最近冷たくなっているような気がする。
きっとあれからだ。
争奪・・じゃなくて全校かくれんぼ大会。
あの大会の景品がだったから
勝者はロンだったけど。
「ねぇ、」
「何?ハリー。悪いけど私、暇じゃないの。これ、宿題、まだやってないから」
「僕もやってないよ」
「じゃあ私に構ってないでやればいいじゃない」
「でも僕には宿題よりも君と戯れるほうが有意義な過ごし方だと思うんだ」
「うん、ありがと。でも宿題やらなきゃスネイプ先生に怒られちゃうわ。ただでさえ授業後に呼び出されるのに・・・」
「え?何か言った?」
「いいえ、気にしないで」
は可愛い
僕のこと邪魔扱いしても結局は笑顔で僕と話してくれる。
僕はが大好きだ
「じゃあさ、ハリー。一緒にやろうよ。そしたらきっと早く終わるし、ね?」
「うん!じゃあ宿題を持ってくるよ!」
そう言って僕はから離れ男子寮へ掛けていった
は優しい
どんな人間にも優しいんだ
最近冷たくなったように思うけどそれでもやっぱり優しい。
とても素直で純情で
僕はの笑顔を見るといつも心臓がドキドキするんだ
「ねぇ、ハリー。この次、何いれるんだっけ?」
「え・・んーっと・・・確かバイアン草のエキスじゃなかったかな?」
「ああ!そうだった!ありがとう!」
そう言って満面の笑みで笑うが可愛くて
「ど・・どういたしまして」
ぎこちない笑顔をに向けた
隣りで静かに羽根ペンを動かしていた
横顔も綺麗で
何でこんなに完璧な造りの人間が存在するんだろう
なんて思ってしまう
「ねぇ、」
「んー?」
はこちらを見ず、ただ羽根ペンを動かし羊皮紙と参考書を見つめて言った
「あのさ、はさ・・・その・・・」
「何?」
「その・・・特別に・・・あの・・・好きな人・・っているの?」
バキ
そう言ったあと、の羽根ペンが折れた
は顔を真っ赤にしてこちらを物凄い勢いで振り向く
「な、な、なにを突然!!!」
「いや、そのさ、って人気があるのに・・その・・そういう噂、全然聞かないから」
「うーん・・・人気が、ある、のかなぁ・・?」
あれで人気があると言えるのか?
と、は顔を微妙に歪ませて首を傾げた
きっとルーピンやスネイプを始めとした所謂のストーカーを思い出しているのだろう
「皆さ、何で私に構うのかな・・・」
「それは皆、が好きだからだよ」
「でもなんか好かれてるっていうより、からかわれてるだけって感じする」
「そんなことないよ」
は小さく息を吐き、小さく首を左右に振り
違う羽根ペンを持ってまた羊皮紙に向かった
「じゃあさ、。・・・僕がやっていることも君をからかっているだけだと思ってるの?」
そう言うとは目だけを一瞬こちらに向け、溜息を零してすぐに戻した
「僕が君をからかっていると?」
は黙っている
「それならあれだ。僕の気持ちを一つも理解してないんだ?」
「・・・気持ち?」
はこちらを顔ごと向き小さく言った
僕は少しだけ腹が立った
今までしてきた(曰く)変態的行為は、僕にしてみれば好きが高じての行為だった
が好きで好きで仕方なかったから
それなのにはそれをただの嫌がらせだと思っている
僕の気持ちなんて全く通じてない
「僕は、が好きだ」
僕にとって精一杯の告白だった
理性を総動員させて体の中の感情を抑えている
そうでもしなきゃまたにいつものように飛びついたり(曰く)不穏な発言をしてしまうかもしれないからだ
彼女の目を見て真剣に言った
が凄く驚いた顔をして僕を見た
そして口を開け、何か言おうとして閉じ、また開いては閉じを2、3回繰り返して
やっとが声を出した
「ハリー、私・・・私は・・・ハリーが」
「ハリーのことが好きよ、友達としてね」
の言葉を遮るようにして背後から声がした
振り向くとハーマイオニーが鬼の形相でこちらを睨んでいる
否、僕を睨んでいる
「やぁ。ハーマイオニー」
僕は取ってつけたような笑みを彼女に向ける
ハーマイオニーの睨みなんて僕には効かない
「ハリー?の好きな人が誰か教えて差し上げましょうか?」
ハーマイオニーは極上の笑みで言った
「それは私よ。このわ・た・し!!」
そう言って素早くの方に行くとの腕を掴んで立ち上がらせた
「え・・ちょ・・ハーマイオニー!!」
「さぁ、もう夜も遅いわ。寝ましょう、v」
「待っ・・ハーマイオニー・・ちょ・・」
ハーマイオニーはを無理矢理連行し、女子寮の方へ向かっていった
僕は2人の後姿を見届け、溜息を吐いた
と、その時、が顔だけこちらに向け小さく「おやすみ」と苦笑していった
僕は言葉を発さず、ニコリと笑って手を小さく振った
「おやすみ」なんかじゃなくて
あの時の言葉の続きが欲しかったな
『私・・・ハリーが』
僕が、何だろう
好き?
それとも
結局、次の日も聞くことは出来なかった(ハーマイオニーがにベッタリで)
ま、いっか。
絶対いつか返事を貰おう
というかそれまでに僕のことを好きにさせればいい
これからも(曰く)変態行為は止めないけど
それはを愛するが故の行為だから
だから覚悟してね、。
いいわけ
実に5ヶ月ぶりの力で奪え〜ですが。
書き方忘れたっ!(汗)
なんかギャグの書き方がわからない!!!!きゃー!!!!!!!
ってことでつまんないんですが。
やっとハリー編が書けました。次は双子かな?と思っているのですが多分彼になると思います。
双子って書きにくいんですよねぇ・・・(苦笑)