青い空。白い雲。
この季節にそぐわないくらい爽やかで涼しい風。
じっとしてても汗がしたたるこの季節。
Introduction of summer
夏。
この時期、ホグワーツの7年生は卒業前の最後のテストの追われていた。
「だぁーー!!!!!!!!!わっからーん!!!!!」
バシッ!
は広げていた教科書を机に叩きつけた。
「もぉいい!!卒業できなくていい!!なんでこんな勉強しなあかんねん(怒)!!」
隣りで座っていたジェームズが苦笑いしながらを宥める。
「、それは困るだろ?ほら。教えてあげるからしっかりやれよ。」
休日のグリフィンドール談話室。
とジェームズはテストに向けて勉強をしていた。
は軽くジェームズを睨みつけて言った。
「ジェームズ、あんたはいいよね。頭いいからさ。勉強しなくても楽勝ってかんじ?」
ジェームズはにこやかやつ爽やかに「そうだね。楽勝だ。」と言った。
嫌味ったらしく言ってやったつもりが軽く受け流されたみたいでなんかむかつく。
「はぁ・・・ちょっとでもいいからジェームズの才能が欲しいよ・・・」
そう言うとジェームズはクスクスと笑った。
「。君はわかってないようだね?僕は今までとてつもなく努力してきたんだよ?」
見習いなさい!
と、言いながらジェームズは胸を張った。
「今更見習ったってどうにもなんないじゃん・・・」
は落ち込んで机に伏せた。
「ん〜・・・ねぇ、。どうすればやる気出る?」
ジェームズがそう言うとは「んー・・・?」と悩んだ。
「そうね・・・なにかご褒美か何かくれるなら・・vやる気出るかなv」
「ご・褒美・・?」
(子供じゃあるまいし・・・苦笑)
「・・・そうだな。じゃあ、もし今回のテスト全てパスできたら最高のものをあげるよv」
「最高のもの!?」
その一言には目を輝かせた。
「あぁ!そうとも!この世で1番、最高なものだ!」
「よぉ〜し!!!やる気出てきたぁ!!」
「その意気だ!!」
「ってことで教えてくださいvジェームズ先生vv」
「・・・・(結局僕が教えるのか・・)」
こうしては勉強する気力を取り戻した。
「終わった〜!!!!!」
テストが終わったと同時には大きく伸びをした。
「、どうだった?できた?」
「リーマス。もう、完璧vジェームズ先生に教えてもらったんだものv」
「お前。テストくらい自分の力でどうにかしろよ・・・」
「何よ、シリウス。私はあんたと違ってできる頭じゃないの!」
そんな会話を繰り広げているとジェームズがやってきた。
「v・・その調子だと出来たみたいだね。よかったv」
「うんvジェームズのお陰だよv」
「あとは結果だけだね。」
卒業式の前日、テストの結果が出た。
私はなんとか全部パスし、無事卒業式を迎えられることになった。
ジェームズはもちろんほとんどが90点以上で、シリウスと3点差で学年トップをおさめていた。
「ジェームズ!約束よ!早くちょーだい。」
はそう言いながらジェームズに手を突き出した。
「まぁ、まぁ。渡すのは明日。卒業式の後だよ。」
「えぇ〜!?・・・まぁ、いっかv楽しみにしてるv」
卒業式のあと、ジェームズに呼び出され約束のものをもらった。
それは予想もしてなかったもので。
それでもすごく嬉しくて。
どんな宝石やダイヤなんかよりももっと価値があるもので。
本当にこの世で1番最高のもので。
―涙が止まらなかった。
このジェームズからもらった指輪は5年が経った今でも大切に指にはめてある。
夏のはじまりを肌で感じる頃、
この指輪を見る頃、
いつもあの時の楽しかった学生時代が頭の中に映し出される。
夏の始めの1つの小さな私の大切な思い出。
★End★
★あとがき兼言い訳のコーナー★
The意味不明ドリームPart2!
ドリームじゃねぇ・・・・
ってかね、これちょっとした実話。
管理人の(笑)中3の夏頃のこと。もういい思い出ですが・・。
勉強のやる気が出なかった私にいい物やるから頑張れといって勉強を教えてくれた彼。
高校合格発表のときにいい物をもらいました。
実際指輪じゃなくてプレートのネックレスだったんだけど・・
ほんと、いい思い出v
きっとこれ読んでて意味わかんないと思ふ。
ごめんなさい!!