Love you?−2−
「・・ねぇ。さっきのこと・・・まだ怒ってる・・・??」
リリーが恐る恐る私に尋ねてくる。
さっきのこととはあのこと。
授業中での「好きな人のこと考えてます〜v」発言。
「別に。怒ってないけど?」
「そっか。それならいいけど・・ごめんね。」
「いいって。リリーが謝ることじゃないしさ☆授業中にぼーっとしてる私がいけないんだから(苦笑)」
「・・・そう。あっ。私ちょっと寄るとこあるから」
「分かった。じゃあね♪」
リリーが手を振って私の前から走り去っていった。
最近の私、ほんとにヤバイ。
暇があれば(暇じゃない時でも・笑)シリウスのこと考えてる。
ちょっと重症かも・・・(汗)
告白・・・できたら楽なんだけど・・・。
そんなことできるわけない。
だって彼はとてももてる。
いつも女の子達にキャーキャー言われてる。
本人はうざそうだけど(苦笑)
好きな子。
いるのかな・・・??
ねぇ。シリウス。
あなたはいつも誰を想い、誰を見てるの?
「おい。お前。・・だよな?」
いきなり誰か、男の人に話掛けられた。
話し掛ける第一声が「おい。お前。」
何だよ、コイツ(怒)新たなナンパか?
ちょっとばかり不機嫌そうに振り向いた。
その声の主に私はかなり驚いた。
(シリウス!!)
「だよな?入学式の日、駅で逢ったんだけど・・忘れちまったか?」
「覚えてる!!忘れるわけないじゃない!!!だってシリウスは命の恩人なんだもん!!」
「はぁ?大げさなやつだなぁ(笑)」
あの時の笑顔だ。
何も変わってない。
そのことがちょっと嬉しかったり・・。
「それよりさぁ。お前、好きな奴いるの?」
は?
「何よ。いきなり。」
「いや、さっき授業で好きな奴のこと考えてたんだろ?」
「なっ///」
「おぉ〜。乙女の反応だなぁ(笑)
で、その恋の可能性は何パーセントくらいなんだよ?」
可能性。
可能性なんてあるんだろうか。
「可能性なんて・・・ないに等しいよ・・。」
「なんで?」
「だってその人、かなりもてるし。すごいかっこいいの。頭もよくて・・」
「へぇ〜。俺みたいな奴だなぁ〜」
ひゃっひゃっひゃっと冗談っぽい笑顔で彼が笑う。
みたいじゃなくてあなたです(爆)
「で?だからってそいつがを嫌ってるとは限らないだろ?可能性ないなんて決め付けるなよ。」
「でも、私なんか相手にされないよ・・。」
そっか。
と、小声でシリウスが囁く。
そして意を決したように深呼吸して話し出した。
「じゃあ・・さ。ちょっとお願いがあるんだ。」
え?
私は首を傾げてシリウスを見た。
なんだか言おうかどうしようか迷っているようだ。
もしかして・・もしかしたら・・・。
私はないに等しい可能性を信じてみた。
だけど。
彼の口から出た言葉は。
私をひどく落胆させた。
「俺の親友のリーマスがお前に気があるらしいんだ。だから友達からでもいいから付き合ってみないか?」
シリウスの親友。
リーマス・ルーピンのことはもちろん知ってる。(人気あるから)
ここでリーマス・ルーピンと友達になればいつでもシリウスと一緒にいられるかもしれない。
リーマス・ルーピンを利用するのはどうかと思う。
けど、どんな形でもいい。
シリウスの側にいたい。
だから私は答えた。
「友達なら・・別に構わないよ。友達はたくさん欲しいしv」
そういうとシリウスは安心しきったように顔を緩ませた。
そのとき、私は胸が痛んだ。
シリウスは私とリーマス・ルーピンがそういう関係になっても別に構わないのだ。
つまり・・・
私に対してそういう気がない・・・ってことか・・・。
もしかしたらただの顔見知り程度としか思ってないかもしれない。
「じゃあ、リーマスに伝えておくから!じゃあな!!」
そう言って彼は笑顔で手を振りながら行ってしまった。
私は胸が張り裂けんばかりに痛かった。
★あとがき兼言い訳のコーナー★
連載になってしまいました(爆)なんか始まってすぐだから申し訳ないんだけど・・・もう辞めたい、この話(泣)
なんかね、これの下書きを入れておいたフロッピーが紛失したのね。
だからこの話に関してはもうやる気がなくなった(苦笑)
シリウス「お前の部屋が汚いからいけないんだろ?!掃除しろよ!この汚ギャル!!」
萌黄「あんたねぇ。汚ギャルなんて今時いないよ?しかもギャルって言われるほど私は・・」
リーマス「萌黄それ以上言うと年ばれるよ?」
萌「はっ!あぶない、あぶない・・(汗)」
シ「とにかく早く続き思い出せよ・・・(呆)」