あれから数日たった。

本当にシリウスは私に関わらなくなった。

と、いうか私が彼を避けていた。

もちろんジェームズ達のことも避けてた。

 

だって仲良くしたら

また同じ目にあう。

 

別に前の生活に戻っただけよ。

 

 

 

 

「シリウス。元気出せよ」

「俺はいつでも元気だよ、ジェームズ」

ジェームズとリーマスが溜息をついてる。

 

元気なんか出るわけないじゃないか。

俺のせいでがあんな目にあったんだ。

俺のせいで・・・

 

それに何度話し掛けようと思ってもなんだか踏み出せない。

には避けられてるし。

 

のことは本当に気の毒だと思ってる。僕らと仲良くしたがばかりに・・」

「でもそんなことで縁を切るなんて・・・こっちから友達になっておいて・・失礼じゃない?」

「・・そんなこと俺でも思ってるよ・・」

に逢いたい

もう一度と話したい

と悪戯したり授業のこと話したり、の好きな本のこと話したりしたい

「俺は・・ただと一緒にいたいだけなのに・・」

その言葉を言ってからはっとした。

「俺・・今、口に出して言った?」

にっこりと微笑んだジェームズがこくりと頷く。

「言ったよ。はっきりとね」

リーマスも妙に笑ってる。

ピーターはなんだか怯えてるけど。

 

自分の顔が赤くなるのがわかる。

よりにもよってこいつらに聞かれた・・

「そっかぁ〜シリウスはが好きなんだぁ〜」

楽しそうにジェームズが言う。

「・・・く・・///」

何も言えなかった。

リーマスが真面目な顔で話してきた。

「シリウス。が好きならこのままにしといちゃダメだよ。ちゃんと言わなきゃ」

「でも俺に関わるとまたこの間みたいな目に合うだろ?」

「だからシリウスが守るんだよ!!」

気が進まない。

だけどやっぱりこのままは嫌だし。

ジェームズの言うとおり、俺、のこと好きだ。

 

 

 

いつもの場所で読書をしていた。

突然、聞きなれた早く忘れたい声が聞こえた。

私は振り向かなかった。

「何?関わらないでって言ったはずよ?」

。俺、と一緒にいたいんだ」

「・・・・」

と一緒にいてすごく楽しかった。ずっと、これからもずっと一緒にいたいんだ」

「私はもうあんな目に合うのはごめんよ」

「だから俺が守る」

「え・・」

がビックリしたように振り返る。

久しぶりに顔を、目を合わせた。

顔にはまだ少し殴られた跡が残っていた。

「俺がを守るから。だから・・・一緒に・・・」

シリウスの手が私の頬に優しく触れる。

「シリウス」

の頬が赤く染まっていく

多分、俺も赤い。

。俺、が好きだよ」

「シリウス・・私・・・も」

そう言った瞬間の唇にシリウスの唇が触れた。

 

がさっ

「「!?」」

物音がした方を急いで見ると、そこにはジェームズとリーマスがいた。

「あ・・・奇遇だね・・シリウス?」

「ジェームズ・・」

「僕達、ただ通りかかっただけだから・・・えっと・・続きをどうぞ☆」

「リーマス・・」

シリウスの声が怒りで震えてる。

「ごめんね、シリウス。僕、やめようって言ったんだ」

ピーターのこの一声でシリウスの怒りが頂点に達した。

「お前ら!!!よくもっ!!!」

「いたたた!ごめんって!!!ほら、続きをしなくていいのかい?」

「黙れっ!!」

 

は耐え切れなくて笑った。

声を上げて笑った。

笑うことがこんなに気持ちいいなんて。

シリウスのお陰で自分が変われた。

感謝してる。

 

そんなシリウスとはジェームズとリリーに並ぶ程のホグワーツでも有名なラブラブカップルになりましたとさ。

 

 

★end★

 

いいわけ
The★強制終了。
ずっと書くのを忘れてました(笑)
えっと、シリウスさんは長くなってしまったので2つに分けました。
あぁ〜。意味不明オチだ・・・。