終わりのないストーリー

 

 

 

 

 

嬉しく

 

 

 

 

何年前になるだろう。

は・・死んだ。

 

久しぶりに逢った。

それでも恐いとかいう感情はまったくなかった。

ホグワーツでゴーストに見慣れているせいだろうか?

いや、きっと嬉しかったんだろうな。

にまた逢えたことが。

 

シリウスは・・・まだ彼女のことを思い出せないのだろうか。

何年前のことだろう。

ジェームズとリリーがまだこの世にいる頃だった。

卒業してすぐくらいか。

 

ちょうどその頃、伝染病が流行りだしていた。

魔法界ではこんなことはめったになく、魔法省は慌てていた。

 

 

『どうすればいいのか?』

 

『この病気に効く薬は?』

 

『何か呪文は?』

 

『原因を突き止めなければ。』

 

『どれくらい広がっているのか?』

 

 

その時、まだ治療法がなかった。

もともと体の免疫力が強くなかったは流行りだしてすぐにかかった。

気付くのが遅すぎたんだ。

 

 

 

 

「っ・・!!」

「シリウス、はね・・もう・・・」

「おい、。変な冗談やめろよ。リリーが泣いてるだろ?」

「シリウス、は・・死んだんだ・・・」

「・・っるせぇ!!は・・はまだ生きてる!」

「シリウス・・」

「なぁ、、早く起きろよ。皆待ってるから。」

「シリウス!!いい加減にしてくれ!!・・頼むから・・っ」

「ジェームズ・・俺・・・こんな・・・ウソだろ・・?・・・んでだよ・・・なんでだよ!!!!!!

なんで・・・なんでなんだよ・・・なんで・・俺じゃないんだ・・・」

 

 

覚えてる。

忘れるはずがない。

リリーとジェームズとピーターとそしてシリウスの涙を。

 

 

シリウスはその日から3日間眠り続けた。

ずっと徹夜での看病をしていたからそれの疲れが回ったのだろう。

だけど、目を覚ましたシリウスにはの記憶が綺麗さっぱり消えていた。

 

 

「シリウス・・・もう大丈夫なのかい?」

「何がだよ?リーマス」

「何がって・・・の事だよ・・」

「は?って誰だ?なぁ、ジェームズ、リリー。知ってるか?」

「シリウス、あなた・・!!??」

 

きっと精神的ショックが大きすぎたのだろう。

元気になったシリウスにはの記憶がなくなっていた。

あれ以来、シリウスはの名前を口にしてない。

いや、覚えてないだけか・・・

わたし自身やっとのことが頭から離れるようになったのに、また逢うことになるとは。

わたしはをチラリと見た。

 

それにしてもおかしい。

なぜはこんな若い姿をしているんだ?

死んだときは卒業してすぐだからもうちょっと大人のはず・・

「ハリーと同い年のが何かと都合がいいのよ。」

「えっ?」

今、僕は口に出して言った?

驚愕としているわたしにはクスクスと笑いながら言った。

「リーマス、顔にすぐ出るから考えてることがもろバレ〜(笑)」

「そうかな・・」

昔からそうだった。

何を考えているかにはすぐにバレテしまう。

なんだか昔に戻ったみたいで嬉しかった。

 

 

★あとがき兼言い訳のコーナー★
やっとこさヒロインさんが死んだ理由が明らかに!
別に死んだ理由なんてどうでもいい!ってか?(笑)
会話のところ、誰がどのセリフを言っているかはあえて詳しく書きませんでした。
皆さんのご想像におまかせします。
ちなみにこのシーンにはピーターはいません。出てきません。
なぜなら私がピーターを嫌っているからです(爆)