終わりのないストーリー
最期の言葉
私は消える。
でももうそれでいい。
この人が助かるなら。
もう、これでいいんだ。
それが私の最大の望みだったはず。
共に歩むなど・・・ただの戯言に過ぎない。
「・・・?」
「シリウス?」
「俺・・・」
「よかった。目が覚めたのね。どこか具合悪いとこない?」
「・・・・・・!!!!!」
抱きしめる。
腕に力を入れて
そこにある体温を確認するかのように。
「!!!」
「シリウス・・・痛いよ・・(苦笑)」
「、もっとよく声を聞かせてくれ・・」
「シリウス」
「・・・逢いたかった・・」
その言葉に涙が溢れる。
「シリウス・・・私も・・・逢いたかった」
互いが互いの涙で濡れる。
「とにかく離して?痛い(笑)」
落ち着いたところでが言う
「・・どうして・・」
「初めに言ったでしょ?あなたを助けにきたの」
「俺を?」
「ええ。だけど全然、役には立たなかったけどね」
「そんなこと・・俺は・・にもう一度逢えてすごく嬉しいのに」
「私もよ。ねぇ、シリウス」
「ん?」
「最後に伝えたいことがあるの」
「え?」
「シリウス、愛してるわ。今もずっと、そしてこれからも」
「?」
「だから、あなたは生きて」
「な、に言ってんだよ」
の身体がちょっとずつ消えかかっている
「私の分まで生きて」
「!?」
薄く、向こう側が透けるほどに薄くなり
そして宙に浮く、彼女の身体
「辛くても・・頑張って。いつかきっと幸せになれる」
「逝くな・・逝かないでくれ!!!」
「私のこと、忘れないで・・そうしたら・・・」
そこで彼女の身体は完全に消えた
「っんで!!なんでだよ!!!やっと思い出したのに・・!!!」
次から次へと流れる涙
止まる事をしらないように
このまま水分不足になって
彼女のもとへ逝けたらいいのに
☆あとがき兼言い訳のコーナー☆
あらら〜急展開(笑)ついにさん、消えてしまいましたねぇ〜。
ちょうシリアス話ですがいかがでしょう?(聞くな
実はまだ少し続きます。この後もお付き合いくださいませ。