終わりのないストーリー

 

 

 

 

記憶

 

 

 

『シリウス、ごめん』

 

ガバッ!

「・・・夢?」

 

リーマスが女の子に無理矢理キスしている夢を見た。

女の子は涙を流していた。

あの子は・・・前、わたしを助けてくれた、わたしの味方だと言ったという子だった。

リーマスの恋人?

リーマスの奴、生徒に手を出したのか?

っていってもただの夢か・・・

だけどすごくリアルだった。

それにリーマスがあの子にキスしているシーン・・なぜか胸が騒ぐ

イライラする。

別に嫉妬とかそんなのではないと思うが・・・。

あの子の名前・・というのか?

あの子が

記憶の中に出てきたという女性?

でもただの夢だろう?

だけど何か・・・

 

 

 

 

 

 

『シーリーウース!』

『っんだよ、

『はい!これv』

『あ?なんだ?』

『何じゃないでしょ!誕生日プレゼント!』

『え・・あ・・・』

『もー!自分の誕生日忘れてたの?』

『そうか、今日か』

『しっかりしてよねー。おじいちゃん(笑)』

『何ぃ?!俺はまたじいさん呼ばわりされる年じゃねぇ!』

『(笑)いいじゃない。そのうちじいさん呼ばわりされるんだから』

『・・じゃあ。そん時も俺と一緒にいてくれる?』

『それってぇ、プロポーズの一種かなんかですかぁ?』

『一種じゃなくてプロポーズ!ずっと俺と一緒にいろよ』

『・・・あっ・・当たり前だよ・・!!』

『何泣いてんだよ(苦笑)』

『だって・・』

『ホント、お前って可愛い奴v自慢の彼女だ』

『私だってシリウスは自慢の彼氏だよ!』

 

 

 

なんだろ・・今の。

 

 

 

『リーマス』

『なんだい?シリウス』

『お前、何で彼女作んないの?』

『んー?興味ないから?』

『・・・には手を出すなよ』

『何で?』

『何でじゃねーよ!俺の彼女だからだろ!』

『違うって。何でそこでが出てくるのさ』

『お前、と仲いいし。それに・・・・いや。なんでもない』

『ふーん?・・・じゃあもし万が一に手を出したら?』

『殺す(即答)』

『わかったわかった!大丈夫だからそんな恐い顔しないでよ(笑)』

 

 

 

昔の記憶?

 

 

 

『ジェームズ。俺さ、思うんだけど』

『僕とリリーが果てしなく最高にお似合いってこと?そんなこと今更言わなくても皆思ってるさv』

『リーマスってさぁ・・』

『あれ、無視?シリウスひどい(泣)』

『(呆)・・・リーマスってのこと好きなんじゃないかって』

『シリウス。なぜそう思うんだい?』

『いや・・・なんとなく』

『シリウス。1つだけ言っておくよ。もしそうだとしてもあまりリーマスのこと干渉しちゃダメだ。

きっとリーマスはに対する好きという気持ちが友情なのか愛情なのかわからないんだ。

それがどっちかっていうのに気付くのは僕やシリウスでなく、リーマス自身だ。

もしそれが愛情で、それに気付いてもリーマスはきっと何もしない。には君がいるからね。

だから君はそのことについてあまりとやかく言ってはダメだ。恋愛は自由だろ?

誰が誰を想おうとその人の自由だからね』

『んなこと、わかってるよ・・・』

 

 

と俺は恋人同士・・?

でもあのは幼い。

確かにたまに見せる表情は大人びているがお世辞にも30代には見えない。

ハリーと同じくらいか?

それには死んだんじゃないのか?

 

 

一度。

リーマスに会えれば。

リーマスと話が出来れば解決する気がする。

でもリーマスはわたしのことをもう親友とは思ってないだろう。

誤解を解くことが出来るならそうしたい。

 

 

★あとがき兼言い訳のコーナー★
え〜。中々進展しませんね。
シリウスさん。いつになったら記憶取り戻すんでしょう?
もしかしたら取り戻さないかも・・(笑)