終わりのないストーリー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月を見て思い出すことは1つ。

・・・リーマス

 

今日は満月だ。

彼は大丈夫なのだろうか・・・

ここ数年、毎月そのことを気にかける。

 

そして

ジェームズ

ピーター

昔の仲間を

 

 

 

『だから何?リーマスはどんな姿でもリーマスでしょ?』

・・・』

『そうだぜ?の言うとおりだろ?リーマス、もっと自信を持て』

『シリウス』

『それにリーマスよりシリウスのが何倍も恐いって(笑)』

『おい!それどういう意味だよ!!』

『・・あははは(笑)それ言えてるかも』

『リーマス?!』

 

 

なんだ?

今のは

・・?

誰だよ、それ。

 

 

 

『シリウス、君は大切なことを忘れているよ』

『分かってるよ、ジェームズ』

 

 

何を忘れているんだ?

なぁ、誰か教えてくれよ

 

 

『シリウス、私のこと忘れないでね・・・』

『忘れるわけないだろ・・・だから死ぬな・・!』

『泣かないでよ』

・・・ごめん』

 

 

痛い。

頭が痛い。

最近頭痛が酷い。

 

誰でもいい

誰か俺を助けてくれ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リーマス。あなた、また叫びの屋敷へ?」

久しぶりに大泣きをした

だけどなんだか少しだけスッキリしたような

「え?」

「だから・・その・・・今日は満月でしょ?」

「あぁ・・」

ティーカップを静かに言ってが目を伏せて言った。

そんな動作ですら愛しいと思う僕は何者だろう

「セブルスが脱狼薬を作ってくれてるんだ。」

「セブルスが?」

「それを飲めば私は理性を失わないで済む。夜が明けるまで机の下でじっとしていればいいんだ」

「そう・・・」

はそれだけ言ってまたお茶を飲み始めた。

 

自分のこの手が、腕が

を抱きしめたいと叫んでいる

さっきみたいな友情の抱擁ではなく

愛情として

男と女として

 

「辛いんじゃないの?授業を休んで・・・顔色もあまりよくないわよ?」

「あぁ・・でも普通に変身するよりかは何倍も楽だよ」

 

早くここから出てってくれ

そうじゃないと

僕は理性を失う

 

「リーマス、何かあったら何でも言ってね。協力する」

がそう微笑みながら言った

僕はこの笑顔が好きだ

「ありがとう」

「あなたの笑顔好きだわ」

「・・え?」

「だからいつでもそうやって笑ってて?」

 

 

 

そう言った

僕は

抱きしめた

 

 

「・・リーマス・・?」

 

 

腕に力を込める

 

 

「痛・・痛いよ・・リーマス」

「・・っ!!」

 

 

 

 

僕は理性を失った

僕はに噛み付くように

無理矢理唇を重ねた

 

 

「ちょっ・・!!リーマス!!!」

「大声出さないで・・人が来るよ?」

 

 

歯列をなぞり、口内に自分の舌を入れる

逃げるの舌を自分の舌に絡ませる

 

の息が上がる

 

をソファに押し倒す

首筋と胸元に赤い印を残す

 

「やっ・・やだぁ・・!!リ・・・マス・・!!!」

 

その声でハッとした

は涙を流していた

 

力を緩めるとはするりと僕の下から抜け出し扉の方へ走っていった

!!!・・ごめん・・・」

「謝るくらいならこんなことしないで!!!」

バタン、と扉が勢いよくしまる音がした

 

「わたしは・・最低だな」

自嘲的に笑った

「シリウス。ごめん・・・」

 

 

★あとがき兼言い訳のコーナー★
何これ?微エロ?(笑)
なんだか思わぬ展開になってしまいました。
もうリマースさん。、勝手にしてくれって感じですね。