Love you?−6−
さっき図書室でとリーマスが一緒にいるところを見た。
なにやらとても楽しそうで・・・いい雰囲気だった。
シリウスは悩んでいました。
なぜ悩んでいるかは自分にもわからない。
何に対して悩んでいるのか。
それすらもわからない。
だけど・・・何か胸に引っ掛かる。
昨日。
にリーマスを紹介したあとから何か引っ掛かる。
なんだか胸の奥がもやもやする。
なんだ?この気持ちは。
「それはね、恋だよvシリウス君」
「!!!ジェームズ!!!!」
後ろを振り向くとジェームズが微笑んで立っている。
ってかジェームズよ。
君は今、シリウスの心の中を読み取ったのかい?
「なん・・なんだよ!!ジェームズ!」
「だから、その気持ちは恋だ!と言っているんだ。何回も言わせないでくれ、このイカレポンチキ」
イカレポンチキ!?(意味不明)
「どういう意味かよくわかんねぇんだけど・・・ってかお前俺の心の中読み取ったのか!?」
「ふふっ・・・まぁね。」
読み取ったのかー!!!!??
さすが最強・ジェームズ。
「それはさておき。君のそのもやもやしたり、何か引っ掛かったりっていう気持ち・・・。
それは紛れもなくちゃんへの恋心だ!!」
「恋心ぉ!?」
自身満々に恋心と言い切るジェームズ。
そのビックリ発言に耳を疑ったと言った表情をするシリウス。
「はっ。そんなわけねぇじゃん。ばかばかしい。お前、ちょっとどうかしてるんじぇねぇの?」
そう言うとシリウスはジェームズを残して行ってしまった。
残されたジェームズ。
「なんであの人、あんなに鈍いのかしら?」
影から2人のやり取りを見ていたリリー。
頭にハテナを浮かべて「わからないわぁ・・・」と言ったふうにジェームズに話し掛ける。
「ほんとに。早く自分の気持ちに気づけばいいのに・・・」
なんだよ。
なんなんだよ。
ジェームズのやつ・・。
恋?
俺が?
に?
あり得ない。
絶対に。
でも。
あの時。
リーマスがが気になると打ち明けたあの時。
なぜだか変な気持ちになった。
もちろん、親友の恋路を協力しようとは思った。
だけど率先してやろうとは思えなかった。
俺、まさかほんとにの事が好きなのか?
いや、ありえない。
アイツとは入学式にあって以来授業以外で逢うことはなかったし。
でも一日にを見る回数は多い気がする・・・。
もしかして無意識のうちに目で追ってたのか?!
いや。でもだからと言って恋とは限らないだろう・・・。
でも・・・・。
・・・・・・。
「だあぁぁぁぁぁぁ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!もうよく分からん!!!!!!!!!!!」
「何が?」
ん?
今、なんか声が・・・。
シリウスが声のしたほうに体を向けてみるとそこには問題の少女がいた。
「・・!」
「どうしたの?シリウス。」
は不思議そうな目でシリウスを見ていた。
「いや。なんでもないよ。」
「そう。・・・・じゃあね。」
がシリウスを通り過ぎようとした時、シリウスがの腕をつかんだ。
無意識の行動。
「・・何?シリウス。」
「えっ・・あっ。いや。その・・・え〜っと・・・。・・・!リーマス!!リーマスとはどうだ?」
が半分ビックリした表情でシリウスを見上げる。
「別に・・・ただの友達だよ。図書室でオススメの本教えたり、いろんなこと話したり・・」
そっか。
シリウスは小さく言うと、ほっと安心した。
「あっ、引きとめて悪かったな。じゃあな。」
そういうとシリウスとは別方向に歩き出した。
:今のなんだったのかしら・・・・?
私とリーマスがあまり進展してないからシリウスがちょっと落ち込んだとか・・?(汗)
ううん。きっと彼は疲れてるのよ!!
あまり、悪い方向に考えないようにしよう・・。
シリウス:今のなんだ?
なんだよ、『ほっ』て。(コーヒーのCMか!?)
違う。俺、今安心したんだ。
リーマスととの間があんまり進展してなかったこと、そこまで仲良くなったわけじゃないってことに。
俺、のこと・・・好き・・・なのか・・・?
★あとがき兼言い訳のコーナー★
なんか、今回長いね(笑)
とりあえず、ジェームズさんとリリーさんを出したかったのですが・・
いかがだったでしょう?
なんかね、前回と比べ、ヒロインを含むキャラの性格が変わってきてるんだけど(汗)
まぁ、しょうがない!!
地道に頑張ってくべさ!