Love you?−4−



「何か御用かしら?ジェームズ・ポッター君?」

リリーが(なぜか)不敵な笑みを浮かべながらいう。
その笑顔に少々びびりながらジェームズが切り出そうとした時にリリーが口を挟んだ。

「ま、聞かなくても分かるけどね。のことでしょ?」

ジェームズはその発言にビックリしながらリリーを凝視する。

「何でわかったんだい?」
「だってあの子とあなたの親友のリーマス・ルーピンが一緒にいるところをさっき見ちゃったんだもの。」
「そっか」

2人の間に沈黙がよぎる。
その沈黙をリリーが破った。

「あなた、の好きな人知ってる?」


その言葉にジェームズは小さくうなずく。
「シリウスだろ?」
小さな声で言った。

「あなた・・!!それを分かってて二人をくっつけようとしたの!?酷い人ね。」
「・・違うんだよ。リーマスの協力を買って出たのはシリウス本人なんだよ。」
「そうなの!?・・・私はてっきり・・シリウスは・・」
「あぁ。そうだよ。君が思ってる通りさ。でもまだそのことは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ。
成り行きでリーマスと友達になったはいいけどなんか間違ってないか?私。

リーマスはいい人。
とても優しいし、話してみると結構気があって一緒にいて楽しい。

そんなリーマスを利用してるのはなんだが気が引ける・・。
罪悪感ばかりが押し寄せてくる。

 

そんなことを考えてはいるのに。
それなのに明日図書室で逢う約束しちゃったんだよね(溜息)

なんだか・・・リーマスに悪い気がする。

 

やっぱり。
明日本当のことをちゃんと言おう。
シリウスのことが好きだから。
リーマスを利用しようとしてたこと。

 

ちゃんとほんとのことを言おう。
それから。
もしリーマスがいいならそのあとでちゃんと友達になろう。

 

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★あとがき兼言い訳のコーナー★
なんか自分でも何がしたいのかよくわからなくなってきた・・・(爆)
シリウスでてこないしね。
まぁね、とりあえず今回はリリーさんとジェームズさんを出したいな、と思いまして。
ちなみにこの物語の中ではりリーさんとジェームズさんはまだ付き合っておりません。
それにしても毎回思うんだけど、1回1回が短い気がしないでもないのですが(汗)
もうちょっと頑張ってみようかしらv