ちょっと前からだった。
君の声を聞くたびに。
君の姿を見るたびに。
少しでも君に触れるだけで。
胸が高鳴るんだ。
こんな気持ち初めてだよ。
星に願いを
苦しい。
君を見るたびに、話すだけでなぜか苦しい想いになる。
こんな気持ち始めてで。
どうしたらいいのかさえ分からない。
「と、いうことで助けて欲しいんだよ。」
「何が『と、いうことで』よ。ハリー(呆)」
僕はこの想いの根源であると談話室で話をしていた。
そう、所謂『恋の相談』というやつだ。
は僕の話しを聞きながら遠くで(懲りずにまた)喧嘩をしているロンとハーマイオニーを見ていた。
そんなを見る。
それだけで心が騒ぐ。
「あっ。喧嘩終わったみたいよ。さて、私はハーマイオニーのとこに行くわね」
喧嘩が終わるといつもはハーマイオニーの、僕はロンの愚痴を聞くことになっている。
暗黙の了解というやつだ。
「あっ!話し聞いてくれてありがとう!」
「いいえ〜どういたしまして〜!」
とすれ違いにロンが僕のところへやってきた。
「ちょっとハリー!聞いてよ!!ハーマイオニーの奴がさぁ!」
「うん」
「あいつ、まじでむかつくよ!!」
「そう」
「課題で分からないとこがあったから少し見せてくれって言ったのにさぁ!」
「へぇ〜」
「あいつ『課題くらい自分の力でやりなさいよ。あなたは少し努力が足りないわ』って言うんだぜ!」
「そっか。」
「努力して分からないから聞いてんのに!まじでむかつく!!」
「それはそれは。」
「・・ハリー聞いてる?」
「はは。よかったね・・・って、え?聞いてるよ?」
「うそばっかり・・どうせに見惚れてたんだろ?」
「うん(きっぱり)」
「えっ(そんなあっさりと・・)」
ハリーは大きく溜息をついてロンに言った
「ねぇ、って僕の気持ちに気付いてると思う?」
「ううん、気付いてないね。は恋には鈍感だから」
「だよねぇ〜・・・。はぁ。」
「思い切って告白しちゃえば?」
「でも振られたら?今まで通り、友達としてやってく自信は僕にはないよ。」
「そんな弱気になるなよ〜、ハリー。」
「ロンには分からない気持ちだよ」
煮え切らない。
この切ない気持ち。
君の声を聞くだけで、顔を見るだけで、笑顔を見るだけで
胸が締め付けられる。
それでも心の中では君の笑顔が見たいと
何かが叫んでいるんだ。
★Next★
あとがき
はい。前にも(5月の中盤?)UPした作品です。
多分1番好き(笑)だからどうしてもまた復活させたかった。
だからこうして思い出しながら書いているんですけども・・だめだね!やっぱりところどころ変わっちゃう(泣)
それにしても「切ない」って気持ちは色んな言葉で表せるってことにこれを書いてて気付きました。
「胸が高鳴る」「苦しい想いになる」「胸が締め付けられる」「煮え切らない」「心が騒ぐ」
他にも「気持ちが晴れない」「もやもやする」「引っ掛かる」とか。
そういや、最近恋してないなぁー(爆)