最近の僕はなんだかおかしいんだ。
ある人を見ると、ある人の声を聴くと、胸がドキドキするんだ。
おかしいんだ。
初恋
「ドーラコv」
がばっ。
「うわっ!!離れろ!!!」
「何よー。けちぃ・・・」
「けちって・・」
僕はスリザリンのドラコ・マルフォイ。
今、僕に抱きついているのはグリフィンドールの・。
そう。
こいつはグリフィンドールだ。
スリザリンとグリフィンドールは仲が最悪だと言う。
僕自身もグリフィンドールの奴なんかと仲良くなんてしたくない。
なのに、こいつはどうだ。
いつも僕を見つけるとこうして抱きついてきたり、気安く話し掛けてくるんだ。
僕はそのたびに心臓がドキドキするんだ。
こいつの声を聞いたり、姿を見るだけでいつもドキドキする。
「いい加減離れろ、。」
「ねぇ、ドラコ。いつになったら名前で呼んでくれるの?」
こいつはいつもいつも僕に名前で呼べと言ってくる。
「なぜ、僕がお前みたいなのを名前で呼ばなきゃいけないんだ。」
「だって。友達でしょ?」
「いつ僕がお前と友達になった?」
別に名前で呼んだって構わない。
友達だって言ってくれて正直嬉しい。
だけどなぜか素直になれない。
「そっか・・ドラコは私のこと、友達として見てくれてないんだ・・・。ごめんね。気安く話し掛けて。」
そう言うとは走って行ってしまった。
「あ〜あ。かわいそう。」
「ポッ・・・ポッター!!」
「ほんと。私のになんて酷いことをしたのかしら。この人は。最低ね。」
「グ・・グレンジャー!」
「あ〜ぁ。きっと今ごろ泣いてるよ。。」
「ウィーズリー!」
「「「、可哀想〜。」」」
「う・・うるさい!!だまれ!!」
「「「あぁ〜。かわいそ〜。」」」
突然出てきたグリフィンドール3人組はそう言いながら去って行った。
なんなんだ?あいつらは。
突然出てきて、人を最低呼ばわりして。
風の如く去っていって・・・。
まったく。
どいつもこいつも。
・・・わかってるんだ。
僕はきっとあいつが・・・
だけど。
どうすればいい?
僕はスリザリン、あいつはグリフィンドールだろ?
・・・・・・。
「そんなの・・関係ない・・か・・・?」
関係ないかもしれない。
そう思ったらなんだかあいつを探しに行かなきゃいけない気がして。
気付いたらあいつを探すために走ってた。
所変わってここは湖のほとり。
1人寂しく湖を見つめていた。
あぁ・・・。
私、ドラコに嫌われてんのかなぁ・・。
「♪好きだぁったのよ〜あーなた〜胸のおーくでずぅっと〜。もうすぐ〜私、きっとぉ、あなたを振り向かせるぅ〜。」
はぁ。
なんだか虚しくなってきた。
帰ろうかな。
「!!」
驚いて。
振り向いて見たら、息を切らせたあの人が立っていた。
「ドラコ・・?」
「さっきは・・ごめん。別に友達としてみてないわけじゃ・・ないから・・」
「ドラコ・・」
「その・・・どうすればいいか分からなかったんだよ。お前を見たり、声を聞いたりするといつもドキドキするんだ。
お前に抱きつかれると心臓が破裂しそうになるんだ。」
「!それって・・」
「今までスリザリンとかグリフィンドールとかそういうのにこだわり過ぎてたんだ。
僕は・・多分・・・お前が・・・が・・・・・・」
「ドラコ!!好きよ!!」
「そう、好き・・・って、えっ!?」
「私、あなたのこと好きよ。友達としてじゃなくて・・ね?」
「僕も・・・その、が・・好き・・なんだ・・・///」
そう言うと。
なんだかおかしく思えて。
2人で顔を見合わせて吹き出して笑った。
「やっと、言ってくれたね。私の名前。」
「今までごめん。どうすればいいかわからなかったんだ。」
「ううん。いいよ。ありがとう、ドラコ」
「こちらこそ、ありがとう。」
きっと、これから仲良くやっていける。
そう本気で思えた。
〜おまけ〜
ハー「あぁ。私の(涙)」
ロン「友達が幸せになったんだからいいじゃないか。」
ハリ「ちっ・・マルフォイのやつ・・・は僕が狙ってたのに・・・」
ロン・ハー「「えっ・・・?(汗)」」
★End★
★あとがき兼言い訳のコーナー★
ハリー「萌黄のやろう・・なんでいつも僕はこんな役なんだ?」
萌黄「あぁ!!!!ごめんなさい!」
ハリー「いい加減、僕がラブラブ〜vになれるものを書いてよ!」
萌黄「ごめんなさい。私の中でハリーは黒いってイメージが・・・」
どこぉ!
萌黄「あぅ!!!」
ってことで初恋シリーズ?第2弾!ロンの次はドラコでしたが・・・
中途半端な強制終了で申し訳ございません!
めちゃくちゃ意味不明だ・・・