僕の好きな人

 

 

やぁ。僕はグリフィンドールのロナルド・ウィーズリー。

通称『ロン』さ。

唐突だけど僕は最近、恋をした。

ハーマイオニ―のルームメイトで親友のという少女だ。

は性格はちょっと変わってて(酷っ!)サバサバしてるけど、めちゃくちゃ優しくて守ってあげたくなるような子なんだ。

いつも笑ってる。

その笑顔がすごい可愛いんだよなぁvv

 

でもね。

は今、とんでもない奴に恋をしている。

 

 

 

 

「はぁ・・・(溜息)今日もステキにかっこいいわ・・vスネイプ先生v」

 

 

 

そう。

は天敵スリザリンの寮監、スネイプに恋をしている。

まったく、あんな奴のどこがいいんだか・・・。

いわく、

「あの声、あの目線、あのべったべたに見えるけど実はさらっさらの髪!!もぅたまんない!!
授業中、実験に失敗した私を心配そうな目で見ようものなら・・もう、よだれが出ちゃう!(きゃはっv)」

だそうだ。

授業中。あれは間違いなく睨んでいる、と言ったほうが正しいのでは・・?

しかもは僕ら(僕とハリーとハーマイオニー)にこんなことを言いだした。

 

 

「皆、私とスネイプ先生が恋仲になれるように協力してねv」

 

 

僕がを好きだということを知っているハリーとハーマイオニーはちょっと遠慮しながら

「でも、相手はスネイプ先生よ?。協力なんて・・・ねぇ?ハリー?」

「ぇっ!(僕に振るなよ)あっ・・・う・・うん。ほら、グリフィンドールの生徒を毛嫌いしてるし・・・。今回はその・・諦めたほうが・・」

そう言ってくれた。

とたんには目に涙を浮かべて

「2人は私の恋を反対するの?!酷い・・酷いわ!!」

と言って走り去ってしまった。

 

 

の性格だからフラれるか他にステキな人が現れるまでこの恋を諦めるなんてことはしないと思うし。

フラれるなんて、が可哀想だし。

他にステキな人が現れるのも僕的にちょっとまずい。

困ったことだ・・・。

 

 

 

 

 

グリフィンドール談話室にて。

「そんなの、ロンがに一言好きだ!って言っちゃえばいいことじゃない。」

「そうだよ。たったそれだけのことじゃん。」

「ハリー。ハーマイオニー。そんなに簡単に言わないでよ・・・(涙)」

泣きそうになりながらロンが言うと、ハリーとハーマイオニーは溜息をついた。

「きっと今は友達としてしか見てないけど、告白すれば何か変わってくるわよ?」

「うん。少なくともロンのことを意識してくれるとは思うけど・・。」

「もし、気まずくなったら?」

「「そのときはそのとき(よ)。男らしく諦めな(さい)!!」」

「・・・・もういいよ。自分で考えさせて・・。」

そう言うと、ロンは談話室から出て行った。

 

 

 

 

あ〜ぁ(溜息)

告白かぁ。

今ははスネイプに夢中だからきっと気まずくなるだろうなぁ・・・。

ってゆーか、それ以前に僕のこと男として見てくれてないっぽいからなぁ。

何かきっかけがあればいいんだけど・・。

 

 

そんなことを考えて廊下を歩いていた時。

 

 

 

 

「きゃー!!!!!!!へんたーい(変態)!!!!!!!」

 

 

あれは!

聴き間違えるはずない!

の声だ!

変態?どういうことだ?

とにかく。(きっと)が危ない!!

助けにいかなきゃ!!

 

 

 

 

!!!」

そう言ってロンが走って駆けつけると壁に押し付けられた

を押し付けているスリザリンの上級生(らしき人)がいた。

「ロン!!!」

「なんだ?お前。可愛いちゃんのお友達?」

を離せ!!」

ロンが上級生に立ち向かう。

「はっ。俺に勝てると思うわけ?」

「あぁ、余裕でね(を想う気持ちならだけど・・・)。」

「いいじゃん。かかってこいよ。」

「やめてー!!!!」

 

 

 

 

ばきっ。

ぼこっ。

ばしっ。

ぐちゃ(?!)

 

 

 

 

 

「ロン!!・・・もう!いい加減にして!」

バン!!

が上級生に杖を向けたとき、上級生が後ろに吹っ飛んだ。

上級生は腰を抜かして走って逃げ去った。

「ロン大丈夫?・・・なわけないよね・・・ごめんね、私のせいで・・。」

「大丈夫。それより、怪我ない?」

「怪我あるどころか相手に怪我負わせてやったわ」

は自信満々に言った。

ロンが苦笑しながら言った。

「ダメだな、僕。を・・好きな子を十分に守ることすらできないよ。情けないね。」

「そんなことない・・・・って、えっ?今、なんて・・」

、僕、君が好きだ。」

「・・ロン・・・」

「でも僕は君を守ることすらできない情けない男だ。しかも君はスネイプが好きで・・・。」

「・・・」

「君がスネイプが好きって僕らに打ち明けたとき、どうしようもなく悔しい気持ちでいっぱいだった。
なんでスネイプなんだろうって。なんで僕はいつも側にいるのに男として見てくれないんだろうって。
でも、だめだね。僕は君を好きなる資格なんてないんだ。きっと。
ごめん。こんな話して。大丈夫。これからは君に協力するよ。
君が好きな人と結ばれるように精一杯協力する。だからこれからも友達でいてくれるかな・・・?」

「・・・いいとも・・・じゃなくて(つい癖が)・・・・いいに決まってるでしょ!?」

そう言うとはロンに抱きついた。

「!!?///」

「ロン!私がいつあなたを男として見てないって言った?ちゃんと男として見てるわよ。」

「ありがとう・・。」

「ロン、あなた今とてもかっこよかった。全然情けなくない。すごいかっこよかったよ。」

そういうとはロンの頬にキスをした。

「!!!!!」

ロンの思考回路はもう爆発寸前だ。

「もう、スネイプ先生はいい。私、他に好きな人できたみたい。」

「えっ・・?」

「ロンに惚れちゃったみたいv」

・・!!」

「ロン。大好きよv」

、僕も大好きだ。」

 

 

こうして2人は無事結ばれましたv

 

「・・・なんだか腑に落ちないなぁ・・・」

「何がよ、ハリー。」

「ロンは絶対フラれると思ったのにぃ・・・」

「・・・ハリー。あなた何気に黒いわよ?」

「あ〜ぁ。つまんないの。」

「・・・・(ハリーってこんな人だったかしら・・・?)」

 

 

数日後。

スネイプの悪口を言っているの姿があったとか、ないとか。

 

★End★

 

★あとがき兼言い訳のコーナー★
初ロニィ・・・ってか初子世代UP。
どうなんでしょう。中途半端にギャグっぽい・・・。
ってか「友達でいてくれるかな?」「いいともー!」ってどうよ・・・(爆)
ハリー「あのさ、なんで僕とをくっつけてくれなかったの?これ、別に相手が僕でもよくない?」
萌黄「あたしも思いました。だけど、最後の黒いところ、やっぱりハリーじゃないとな・・って」
どこぉ!
萌黄「ぐはっ!」
ハリー「僕、別に黒くなんてないよ?(可愛らしい瞳で)萌黄さん、酷い・・・(涙)」
萌黄「貴様っ・・・(怒)猫被りおって・・」
ハーマイオニー「まぁまぁ、2人とも。いいじゃない。ロンが幸せになったんだから」
ロン「うん。僕的にはすっごくオイシイ夢だったv」

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