雨の日の過ごし方

 

 

 

 

「あ〜!!!雨って嫌い!!!」

日曜日

せっかくの休日なのに生憎の雨。

「これじゃ、当分晴れそうにないな」

隣りにいたシリウスが言う。

「うー・・・」

今日は抜け道を使ってホグズミートに行く予定だった。

「これじゃあしょうがないな。今日は諦め・・・」

「やだぁ!行きたい〜!!」

は小さい子のように駄々を捏ねる。

「でもこれじゃあさぁ・・・」

外はざーっ、と盛大に雨が降っている。

この時期、こんな大雨が降るのは珍しい。

「ホグズミートに雨もくそもないもん!!!」

まさに駄々っ子そのものだ。

そんなに苦笑しつつシリウスが言う。

「別にホグズミートが逃げるわけじゃないし、また今度行きゃいいだろ?」

「今日行く予定だったんだもん。どうしても行きたいの!」

(まったく・・・手に負えんな・・・)

「バタービール飲まないと気が済まない!!ハニーデュークスのお菓子いっぱい買わないと気が済まない!!!」

そんなことを言い続けるをどうにかして宥める。

 

 

 

 

は機嫌が悪かった。

とにかくすこぶる悪かった。

誰も近付けないほど、その「ご機嫌斜め」オーラを醸し出していた。

 

 

 

 

ちゃんv」

シリウスがの頬にキスを落とす。

いつもなら照れながら微笑むだが、今日のは違う。

泣く子も黙る、笑う子も固まる形相でシリウスを睨む。

ちゃんvまだ機嫌悪い・・・よな?(汗)」

「・・べっつに?」

(こ、恐ぇ・・・汗

雨降ったの俺のせいじゃないのに・・・行けなくなったの俺のせいじゃないのに・・・)

そう思いながらもシリウスはの機嫌をどうにかして取ろうとする。

「そ、そうだ!今からスネイプに悪戯しに行くか!楽しいぜ?」

「1人で行けば?」

「あ、じゃあ、食堂行っての好きなクッキーいっぱい貰って来ようか?」

「いらない」

「えっと・・・じゃあ・・・ジェームズ達んとこ行くか!」

「行かない」

「じゃあ・・・」

(俺にどうしろってんだよー!泣)

暫くの沈黙。

シリウスが黙ってもはとにかく怒っていて話す気になれなかった。

 

 

 

沈黙の後、シリウスはふといいことを思いついた。

、ちょっと楽しいことしようぜ!悪戯よりホグズミートより、うんと楽しいことだ!」

「・・・何?」

は怒りながらも少し興味を持ったように聞く。

「いいからちょっと耳貸せよ」

がシリウスに近づく。

と、そのとき。

 

 

ハム。

 

 

シリウスがの耳を甘噛みした。

は突然のことに赤くなり「何すんのよ!!!」と叫びながらシリウスから離れようとする。

しかしシリウスはをきつく抱きしめる。

そして不敵な笑みを漏らすと「いいことしようぜv」と、に甘い声で囁いた。

「ちょっ・・それって・・!!!」

が言葉を言い終わる前にシリウスはを担ぐ。

「降ろしてよ!」

「やだねv雨で外出れないだろ?それなら室内で出来ることで楽しもうぜv」

「や・・やだ!///」

「いいからいいからvv」

こうしてはシリウスに連れて行かれました。

 

雨は晴れ、太陽が覗き込むのはもう少し先の話。

しかし外は晴れても、2人はそれを知らずに一日中部屋の中で過ごしましたとさ。

 

★end★

 

 

いいわけ
あぁ〜。やだわ。シリウスさん。いやらしいったら
(笑)
シリ「別に?お前に比べりゃ俺なんか可愛いもんだろ?」
萌黄「私がいついやらしい女になりました?」
シリ「こんな話を書く時点でお前は変態だろ?」
萌黄「変態とかっ!かなり失礼ですね!プンプンですよ(ぷりぷり)」
シリ「プンプンとかプリプリとか・・・怒る時、もう少し違う表現できねぇの?(呆)」
萌黄「もう!少し黙ってください!」
シリ「はいはい。こんなドリームだけど読んでくれてありがとなvまた来いよ、v」

 

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