〜シリウスさんの場合〜

 

 

 

「はっきり言って最低ね・・・。」

 

がそう言うとシリウスは顔の前で手を合わせ懸命に謝る。

しかも土下座状態。

!!ほんっとにごめん!!!!」

「まったく・・・。誘った人が遅れてどーすんのよ・・。」

「ほんっとにごめん!!!!!!」

必死で謝るシリウス。

そのシリウスの姿がなんだかかわいくて(笑)

「しょうがないなぁ〜。まぁ、とにかく恥ずかしいから椅子に座ったら?」

あっうん。

そう言うとシリウスは椅子に腰掛ける。

「で?何で遅れたの?理由を聞いてから許すか許さないか決めるわ。」

が言うと、シリウスは頬を赤らめてもじもじしだす。

(何よ、コイツ。1年逢わなかった間に乙女ちっくになって・・・正直キモいわ・・・爆)

「あの・・な・・その・・////」

「何よ?いいかげんにしないと帰るわよ?」

せっかく仕事、有休もらってきたのに。

そういうとシリウスは慌てはじめた。

「あのな・・に・・・久々に逢えるから・・って・・・緊張して眠れなかったんだよ・・///」

蚊の鳴くような声でそれだけ言うとシリウスは下を向いてしまった。

顔を赤いらしく、耳まで赤い。

「あー・・シリウス?いいわ。許す。私も昨日なかなか寝付けなかったし?」

そう言ってシリウスに微笑む。

シリウスは子供みたいにぱぁっと明るくなってよかったといった。

 

 

それから他愛もない会話で盛り上がった。

ジェームズとリリーの間に子供ができて、その子供の名付けを頼まれたこと。

候補をいくつか上げてほぼ決めていること。

リーマスが最近、前以上に甘い物が好きになって卒業当時より丸々と太ったこと。

それでもリーマスは絶え間なくケーキやらを食べ続けていること。

だけど満月が近づくたびに疲れ果てて元の体型に戻るくらいやつれること。

毎月毎月これの繰り返しだということ。

セブルスが可愛い子を連れてダイアゴン横丁を歩いていたこと。

ピーターが行方を眩まして連絡が取れないこと。

名前を言ってはいけないあの人の活動が最近活発になってきてるから心配なこと。

 

 

 

とにかく楽しかった。

久しぶりに逢えた大好きな人。

今ここで打ち明けようか?

「好き。シリウスが大好き。」

言えたらどんなに楽だろう。

もし言ったことによって今のこの関係が壊れたら?

いやだ。

そんなこと。

いいじゃん。

たまにこうやって逢って話せて笑えれば。

いつも一緒にいたいだなんて決して望んではいけないこと。

例え望んでも叶うはずのはい話。

 

 

 

「なぁ。。ちょっと聞いてくれるか?」

突然シリウスが真顔になって話し掛けてきた。

「何よ。シリウス。そんな恐い顔して。」

「今日、俺がお前を誘った理由。」

え?

が不思議そうな顔でシリウスを見つめる。

シリウスは深く呼吸しての目を見つめ返した。

 

 

。俺、卒業する時にどうしても言いたかったことがあるんだ。」

 

 

何?

なんなの?この雰囲気にこの話。

期待。しちゃっていいのかな・・・?

 

「でも、お前卒業式ん時、リリーとずっと抱き合って泣き合ってしまいには二人で語り合いはじめただろ?」

―俺たちを無視して。

だからお前と話す機会がなかったんだよ。―

と、シリウスは苦笑しながら言った。

そして続けた。

「俺さ、ホグワーツでと出逢ってからすごく楽しかった。といるだけで毎日が幸せだったよ。」

(・・・そんなの私も一緒だよ・・・)

「それで・・知らない間に俺の中でっていう存在が大きくなって。
7年生になってからお前、インフルエンザにかかって1週間くらい授業やすんだろ?」

 

そういえば、そんなこともあった。

ホグワーツに通い始めてからはじめて病気になって、はじめて授業を休んだ。

あの時はとにかく辛かった。

病気も辛かったけどシリウスに逢えなかったのが・・。

 

「俺、あん時辛かったよ。がいなくて俺のホグワーツばら色人生に影がかかった感じだった。」

はっ?どんな感じなの?(爆)

「その時、気づいた。あぁ、俺はが好きなんだなって。」

「・・・」

。もしよかったら俺とこの先、一緒に歩んでいってくれないか?」

「・・・ちょっと。それはどういうこと?」

「俺と結婚して欲しい。」

「まだ付き合ってもないのに?」

「だって俺ら愛し合ってんじゃん?」

「なっ!!!!////」

そう言うとシリウスは悪戯をする時の笑みをに向けた。

「だってわかりやすいから。お前が俺のこと少なくとも好印象に思ってくれてることは薄々気づいてたぜv」

「・・・ばか・・・///」

「で?返事を聞かせてよ、

シリウスが真剣なまなざしでを見つめる。

―気づかれてたのか―

は溜息を漏らす

「・・幸せにしてよね。」

「!!もちろん!!!!!」

 

 

果たしてこんなんでいいのか?

付き合いもしないで、ろくにキスもしないで。

でも一緒にいた時間が長いからこんな話もあり・・・・なのか・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

〜おまけ〜

その3日後。

某教会で式を挙げた二人。

その一ヵ月後には妊娠。

こんな突発過ぎていいのだろうか。

でもま、2人幸せそうだからオールオッケーって感じなのかな?

僕も早く相手見つけよ〜っとv

語り:リーマス

 

★End★

 

★あとがき兼言い訳のコーナー★
とにかく謝らせてください。ごめんなさい!!!!!
まさかこんな風になるとは・・。
当初、全然違う話だったのに行き詰まって最初から書き直しました。
だけど途中でめんどくさくなって(爆)
うわ〜。意味わかんねぇ〜!!
ってか何?リーマス太ったりやつれたりしてんの?
セブルス、可愛い子連れて歩いてたの?
あぁ〜!!!!も〜!!!!
シリウス途中からキャラ変わってきてるしぃ!!
ほんとにごめんなさい!!!!

 

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