皆さんはこういう経験ありませんか?
今まで至って普通だと思っていた人が
ある事を境に普通でない人になってしまった、という。
力で奪え、情けは無用!
「ねぇ、ロン。皆見てるから・・・」
ロ:「いいじゃないかvなんてったって僕達は恋人なんだからvv」
「(溜息)」
今の現状。
ロンがの腰に手を回し、必要以上にくっついている。
「(歩きにくいったらありゃしない・・・)」
ロンは人が変わっていた。
そう、
あの忌々しいかくれんぼ大会で優勝してから。
優勝したからは僕の恋人さ☆
は、かくれんぼ大会の日からの口癖である。
「(ロンってこんな人だったかしら・・・?)」
ロ:「さぁ、v次はどこ行く?」
本日のデート場は生徒に人気のホグズミート。
ロンとはぴったりと寄り添って歩いていた。
そのすぐ後ろにの親衛隊がいるとも知らず・・・
ハー:「ちょっと!なんであんなにくっついてんのよ!!」
ハリ:「全くだ!僕のの腰に手を回すなんて!」
ジョ:「が穢れるじゃないかっ!!!」
フレ:「ロニィのやろう・・・ガキのくせに・・・」
ドラ:「くそっ・・!貧乏人のくせに・・」
貧乏関係ありませんから
ルー:「しかし・・・あの状況は許し難いなぁ・・・ねぇ?セブルス?」
スネ:「ふん(次の授業でウィーズリーを集中攻撃してくれるわ!)」
ルーピン先生、この間の一連のせいで体中包帯に巻かれています。
松葉杖着いてます。痛々しい・・・。
「ねぇ、ロン?なんか痛いほどの視線を後ろから感じるんだけど・・・」
ロ:「きっとが可愛すぎるから皆、僕を妬んでるんだよv」
「はぁ・・・(脱力)」
ロ:「それか、きっと僕達がお似合いのカップルだから見惚れてるんだv」
「とりあえず腕放して?歩きにくいから」
溜息交じりに言うにロンは少し残念そうに腕を放した。
ロ:「それより、どこ行きたい?の好きなとこ、行こ?」
「う〜ん・・そうねぇ・・これと言って行きたいところは・・・そうだ!」
ロ:「ん?」
「ちょっと行きたいお店があるんだけど」
ロ:「どこだい?」
「あのね、アクセサリー屋さんなんだけど・・・ロンは興味ないよね・・?」
ロ:「そんな!が行きたいのならどこだって着いてくよ!」
「ホント?!じゃあ、行きましょvv」
も何気に乗り気である。
と、そんなはしゃいでいるは無意識にロンの腕に自分の腕を回す。
その行動にロンは少しばかり頬を紅潮させ狼狽する。
ロ:「あ・・あの・・・・」
「え?あっ!!!ごめん//」
そう言って顔を赤くし、ぱっと腕を放す。
そんなが可愛くて、微笑ましくて。
卑しい気持ちとかそんなのは全くなくなって
ただ愛しいと思った。
ロ:「じゃあ、手、繋ごっか?」
「え・・」
ロ:「腰に手、回すのは嫌なんだろ?手を繋ぐだけなら歩きにくくないし」
「そ、うね・・いいわ。私、今はロンの彼女なんだし」
ロンとは微笑みながら手を繋ぎ、歩き出す。
後ろから送られる冷たい視線に気付かずに・・
ハー:「何よ!ロンの奴っ!!!今更純情振りやがって!!!」
ハリ:「くそっ・・・でも本当にかわいいなぁ・・v(にへ)」
「ここよ、ロン」
ロ:「へぇ・・綺麗な店だね」
「うん。最近出来たばかりらしいの。前、来たときに見つけて一度入ってみたいと思ってたのよー」
ロ:「じゃあ、入ろっか?」
「うん!!」
ロ:「(あ〜、可愛いなぁ・・・vvこのまま食べちゃいたいくらいだ・・・)」
先ほどの(一瞬の)純情さはどこへ?
「ねぇ見て!このネックレス、すごい綺麗!!似合う?」
そう言ってはネックレスを手に取り、自分につけて見せる。
ロ:「うん、すごい似合うよ!すごい可愛い!すごい綺麗!世界一!!」
「あ・・ありがとう・・・」
褒めすぎなロンの言葉には少し苦笑しつつ他のものも見て回る。
そんなが可愛くてしかたがないロン。
もうまさに自分の彼女状態である。
と、はもう十分見たから行こうとロンを促す。
ロンはすぐにでも押し倒したい衝動を抑えつつ。
ロ:「何か買わないの?さっきのやつ、すごい似合ってたのに」
「むぅ・・・今金欠なの・・・欲しいけど・・結構高いし・・・買えないの・・」
そう言って残念そうに目を伏せる。
そんなも可愛いと思ってしまうのは愛するが故であろう。
「いいよ!また来たときに買えばいいから。さ、次行こう!」
ロ:「う、うん」
それからのロンはずっと何か考える風だった
おかしく思ったはどうしたの?と聞いたが何でもないとロンは言うだけで。
何でもないと言われたのでは気にしないことにした。
結構薄情な女である。
そして終時間が近づいてきたとき。
ロ:「ごめん!、ちょっと買い忘れがあるから先行ってて!」
「え!?だってもうすぐ・・・」
この時間が終わると言おうとするの腕をロンは強く引っ張り耳元で囁く
ロ:「ホグズミートの外れの泉のとこに行ってて。誰にも気付かれずに」
突然の行動には顔を赤くし、こくりと頷く。
それを確認したロンはある店へと走り出した。
「はぁ〜・・・ロン、遅いなぁ・・・」
もうすぐ時間が終わっちゃうのに・・・と呟きながらは1人でロンを待っていた
ロ:「おーい!!ー!!」
「あ、ロン!」
ロ:「はい!これ」
差し出された1つの包み。
「え?何?」
ロ:「開けてみて」
うん、と言いながらがさがさと包みを解く。
その中から出てきたものは
「これ・・!」
ロ:「すごく似合ってたから」
ロンがにあげた物
それは先ほどのアクセサリー屋でが手に取っていた、とてもに似合うネックレスだった。
「でも!あれは結構高くて・・」
ロ:「僕が君に着けて欲しいと思ったから買った。だからこれは僕の願望だよ」
だから気にしないで受け取って、と言い笑うロン。
ロ:「それに今日という日の記念に」
そういうロンには優しく微笑み、ありがとう、と呟く。
ロ:「(うわ・・・///)」
の笑顔にロンはノックダウン寸前である。
ロ:「・・・僕、が・・・」
そう言いながらロンはの肩に手を掛け、顔を近付ける。
その行動の意を知ったは顔を真っ赤にし、狼狽する。
と、その時
ハリ:「もう我慢なんねー!!!!!!!」
「ハリー!?皆も!どうしてここに!(誰にも気付かれずに来たはずなのに!!)」
ハー:「ロン!!!いい加減にして!!!気色悪い!!!!」
ジョ:「お前っ!にキスしようとするなんて!!!」
フレ:「ガキのくせに!!百年早ぇよ!!」
ドラ:「貧乏人のくせにに手を出そうとするとはっ!」
ルー:「ロン?ちょっとやりすぎじゃないのかい?」
スネ:「ウィーズリー!なんと破廉恥なっ!!これは教師として見逃せん!!」
「「「「「「「覚悟っ!!!!」」」」」」」
その後、ぼこぼこになったロンが医務室にいた。
ロ:「うう・・・酷いよ・・・みんな・・・(泣)」
「ロン・・・?」
ロ:「え・・?」
ひょっこりと顔を出す。
心配で見舞いに来たのだ
「ロン、大丈夫?」
ロ:「なんとか生きてるよ・・(疲笑)」
「今日はありがとう。中々楽しかったし、ネックレスも嬉しかった。大切にするね」
ロ:「・・(感涙)」
「それと・・・」
ちゅっ
ロ:「っ!!!」
「ほんのささやかなお礼///みんなには内緒ねv」
はロンの頬にキスをした。
このあと、ロンは顔を真っ赤にして失神したとかしてないとか・・・
☆いいわけ☆
萌:「ロンさん、純情なんだかそうじゃないんだか・・・さっぱりですね」
ハリ:「全くだよ!ってゆうか実際は純情じゃない!!!」
萌:「でも私の中のロンはとても純情で可愛い少年なのです・・v」
ロ:「萌黄に言われても嬉しくないな・・・(ぼそ)」
萌:「む・・・まぁ、それはとにかく。中途半端ギャグ。お砂糖大目。結構な甘さにしてみました」
ロ:「だけどオチはあんなのなんだね・・・(遠目)」
ルー:「私のときと同じじゃないか。芸がないな。まぁ、私だけキスできなくてロンがするのは悔しいからいいけど」
萌:「ルーピン先生、全治3週間なのに愛するが故に無理して出ていただきました。」
ルー:「のためなら怪我してたって病気してたってどんな状況でも駆けつけるよ☆」
萌:「じゃあ、満月の夜は?」
ルー:「萌黄、それは言わない約束だろう?(にっこり・目は笑ってない)」
萌:「ひぃ!すいません(汗)えっと、さん、こんな話ですが読んでくれてありがとうございました!」
ロ:「頬だけどキスしてくれてありがとう、v嬉しかったvまた読んでねvv」